試算表や決算書は
過去の情報です。
これから先の資金繰りが
どうなるかは分かりません。
決算書等を見ると
資金繰りが大変そうとか、
資金繰りは問題なさそうと
推測は出来ます。
ただ、資金繰りが大変そうと
推測できたとしても
いついくら足りなくなるかは
まったく分かりません。
例えば、売掛金や未収金が
いつ入金されるという情報や
買掛金や未払金を
いつ支払うという情報は
試算表や決算書には
ありませんよね。
過去の情報で
さらに入出金の情報のない
試算表や決算書では
将来の現預金の残高が
どうなるのか
は分からないのです。
そのため
試算表や決算書とは別に
資金繰り表を作成する
必要があるのです。
余談ですが
試算表が出来ていれば、
資金繰り表の7~8割りは
完成しています。
現預金の出入りは
会計でも把握しています。
その会計のデータをエクセル等で
うまく集計してあげれば
資金繰りの実績部分は
作成することができます。
出納帳をひっくり返して、
電卓叩いて集計は・・・
やめてくださいね。
当然、実績だけでは
意味がありません。
予測も作成する必要が
ありますので、
エクセルで作成することを
おすすめします。

武渕 将弘

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