予算と実績のズレ
資金繰りの予定を立てても、
その通りにならないことは
当然あると思います。
ですので、初めは予算を
保守的に立てることを
お勧めします。
保守的な予算とは、
入金予定は少なめに、
出金予定は多めに、
した予算の事です。
売上計画や
損益計画等とは違い、
資金繰りの計画は
達成目標ではありません。
あると思った現預金がなかったら
大変なことになりますよね。
ですので、
初めは保守的な予算を
作成してみてください。
当然、そのように作成した予算も
実績とは差が出てしまうことが
多いと思います。
そこで、
予算を立てて実績対比をする
資金繰り表の予算も
PDCAサイクルを回す。
これが必要です。
PDCAサイクルとはご存知の通り、
Plan(計画)
→Do(実行)
→Check(確認)
→Act(改善)
のサイクルの事です。
Plan(計画):計画を作成する
Do(実行):計画に従って実行する
Check(確認):計画通りに進んでいるかを確認する
Act(改善):計画通りでない部分を改善する
予算と実績を対比していただき、
その差が出てきた原因を
分析してください。
イレギュラーだったのか、
何かを考慮し忘れていたのか、
理由は様々だと思います。
ここで、経験を積んでいただき、
次回の予算を立てる際に活用する。
これを繰り返すことで、
予算の精度は上がっていきます。
損益計画も同じですが、
資金繰り計画も
実績との対比は重要です。

武渕 将弘

最新記事 by 武渕 将弘 (全て見る)
- 一般社団法人中小企業税務経営研究協会 シンポジウム2016に登壇しました! - 2017-01-26
- MFクラウド通信にインタビュー記事が掲載されました! - 2017-01-26
- 採用求人情報|さいたま市大宮区のライズサポート税理士事務所 - 2015-09-10