資金繰り表を作ってみましょう(注意:ざっくりすぎる解説です)!!
今日ご紹介する資金繰り表の実績部分は、会計データとエクセルの集計機能を使います。 ざっくりした解説だけですので、エクセルが苦手な方には難しいと思います。資金繰り表は電卓集計でも作成できますが、 かなり時間がかかりますので、正直お勧めできません。難しい場合には外注されることをお勧めします。しかし、資金繰り表の予算の部分は外注できません。 ここは、社長さんを中心に、売上の予測、入金予定、買掛金や人件費等の支払予定などを考慮して作成してください。
手順その1 フォームの入手
まずはフォームを入手しましょう。 フォームを探すときは取りあえず検索です。 「資金繰り表 フォーマット」等でgoogle検索してみましょう。 色々なフォームが出てくると思います。 使いやすいものを見つけましょう。 銀行さんからフォーマットを指定される場合もあります。 指定が想定されるようでしたら、確認しておいた方が無難です。 ただ、提出するときだけ、社内管理用を提出用に組み替えても良いと思います。 ※参考:日本政策金融公庫ホームページ 日本政策金融公庫のフォーマットです。「経営計画策定に役立つ各種資料について」の「資金繰り表」「詳細版」です。 エクセルですので、これを好きな形に変えていただいても良いと思います。
手順その2 実績の作成
実績表ですが、会計ソフトから 仕訳データをエクスポートしてください。 エクスポートした仕訳データをエクセルで開き、 ピポットテーブルを使って現金・預金の相手を集計します。 集計したものが、売掛金等の入金であったり、 買掛金や人件費、その他の経費や借入金等の支払いです。 仕訳の方法によって、 正しく集計されないこともあると思います。 ここは、金額的に大きくなければ、 その他の〇〇等に入れてしまっていいと思います。 振込手数料などによることが多いです。 大きい場合には、原因を特定して 仕訳処理の変更を検討する必要があります。 そして、集計したデータを 資金繰り表の該当箇所に入力していきます。 毎回入力するのは面倒ですので、vlookup等の関数を 使って飛ばすようにした方が楽です。
手順その3 予算の作成
実績を入れた資金繰り表に 予定を入力していきます。 3ヶ月~6ヶ月作成するのが一般的です。 当然、1年分作成してもいいと思います。 それぞれの内容をと思ったのですが、 日本政策金融公庫さんの 「資金繰り表(作成手順及び記載例)」に 入力手順が記載されていますね。 これを参考にして作成してみてください。

武渕 将弘

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