理美容室で独立・開業するとき、2つの選択があります。

①初めから税理士に依頼する
②初めは税理士には依頼しない

どちらが正解と言うことはありません。
これは、理美容師さんの考え方次第です。

ただ、どちらを選ぶ場合もメリット・デメリットがあります。
そこを把握したうえで選択する必要があります。

今回は、開業時に税理士に依頼する理美容師さんの考え方を中心にご説明しようと思います!

開業前税理士に相談する?しない?

なぜ開業時に税理士に依頼するのか

理美容室の開業・独立するときに、
税理士にお願いするかどうかを悩んでいる方が多いと思います。

・お金がかかるから、まずは自分でやみよう
・先輩や友達も税理士を頼んでいないようだし
・税理士は何をしてくれるのか分からない

こんな感じに考えている方は
特に多いのではないでしょうか。

ただ、開業前から税理士と打ち合わせを始め、
開業時から税理士に依頼する方もいらっしゃいます。

これらの方は、「餅は餅屋」で専門分野はプロに任せよう
という考え方をしている方が多いです。

理美容室へ来るお客様も、
やろうと思えば自分で髪を切ることが出来ると思います。

それでも、お金を払って理美容室へ行くのです。
なぜでしょうか。

同じように、税務や会計、労務、財務の方法論や戦略などを自分でやることはできます。

それでも、一部の理美容師の方はお金を払って税理士へ依頼するのです。
なぜでしょうか。

先ほどは、「餅は餅屋」と言う表現をしましたが、
もう少し具体的に説明します。

初めから税理士に依頼する理美容師さんは、
以下のような専門的な内容を、仕事をしながら自分で情報を集め、
最適なタイミングで一番良い方法を選択するのは難しいと考えています。

・確定申告の方法、青色申告の方法、節税方法、助成金など
・法人成りや、消費税の戦略などの大型の節税のタイミング
・銀行借入や資金繰りなどの財務戦略

自分でこれらの内容を時間を使って勉強するよりも、
専門家に頼んだ方が時間を節約できるのは間違いありません。

その空いた時間で、売上の戦略を考えたり、
従業員の教育などに充てた方が、
結果として利益が出ると考えるため、
税理士に依頼するのです。

お金があれば潰れない!

ただ、独立する前は、売上がどのくらいになるかやってみないと分からないことも多いです。

そのため、初めは税理士に頼まないで出来る限り費用を少なくしようと考えるのは当然のことだと思います。

初めは費用を出来る限る少なくしようという考え方は、
間違いではないと思います。

私自身、この文章を書いている今日現在で
独立開業してから2年6ヶ月です。

開業当時の気持ちは今でもしっかりと覚えています。

私の場合、開業当時に一番不安だったのは、なによりも資金繰りです。

そのため、私が初めにやったのは銀行からの借入です。

それは、売上が少なくても、費用が多くても、赤字になっていたとしても、
お金が続けば潰れないことを職業柄知っていたからです。

理美容室の場合も開業時にどれだけ運転資金を用意できるか。
これはとても重要です。

用意したお金のほとんどを、
・理美容室の内装
・加温機等の美容器具
・物件を借りる費用
に使ってしまった場合、正直ギャンブルになってしまいます。

売上が、初めから予定通りになるとは限りません。
開業後1年程度は給料すら払えないことも珍しくありません。

理美容室を開業した多くの先輩方は、
その辛い時期を乗り越えています。

ここを乗り越えるのに大切なのは、
今まで経験してきた施術経験や、
サロンワーク等に加え、
お金の戦略も重要なのです。

やっとお客様が増えてきたところで、
お金が無くなってしまって諦めなくてはいけなくなった。

こんなことにならないように、
開業時にしっかりとした資金計画を、
税理士などの専門家の支援を受けながら
計画することをお勧めします。

税理士にもいろいろなタイプがある!

とはいえ、税理士もいろいろなタイプがいます。
何をしてもらえるのか良く確認した上での契約する必要があります。

パターン1 一般的な税理士

一般的な税理士事務所では以下のようなサービスをしています。

・税務申告書作成
・税務相談
・記帳代行

単純にご自身で確定申告をする時間をお金で買うのであれば、
このタイプの税理士さんが一番お勧めです。

特に若い税理士は価格が安い方も多いので狙い目です。

税理士は平均年齢が60才を超えていますので、
東京などの大都市以外で20代や30代の開業税理士を見つけるのは
大変かもしれません。

それでも、値段は比較的安い方が多いので、
インターネットなどで探してみることをお勧めします。

ただし、借入や資金繰り、法人成りや、
消費税などの大型の節税も見てもらいたいといった方は、
注意して税理士を探す必要があります。

一般的な税理士事務所で価格が安い場合、
このようなサービスは基本的には期待できません。

理美容室で例えると、2,980円の料金で
カット+カラー+トリートメントをしてください!
と言っているようなものです。

「うちの税理士は何もしてくれない」
といったことを聞くこともありますが、
税理士の報酬がどのくらいかを確認すると、
それは仕方ないですよ・・・と思うことも少なくありません。

2,980円では頑張ってもカットしかできないのです。

パターン2 専門特化した税理士

最新のクラウド技術などを利用して、
事務所内の業務を効率的化し、
低価格で理美容師さん用の専門サービスをしている税理士もいます。

融資や資金繰りなどの財務、
法人成りや消費税などの大型の節税アドバイスも受けたいが、
そこまで高い報酬は支払えない。

そんな理美容師さんにお勧めです。

ここの簡単な見分け方は
・理美容師さん専門のパッケージメニューの有無
・融資に強いかどうか
になると思います。

最近は、理美容師さんの世界でも
10,000円前後の高い単価を取っている理美容室と
6,000円前後の比較的低単価の理美容室の
2極化が進んでいると思います。

低単価の場合、それなりのノウハウや
しっかりとしたターゲット選定があります。

税理士も同様で、
多種多様な業種のお客さまではなく、
業種に絞ったお客様を増やすことで、
業務の効率化と高い専門性を両立することが出来るのです。

是非、自分に合った税理士選びをしていただければと思います。

 

The following two tabs change content below.
武渕 将弘
埼玉県さいたま市大宮区のJR大宮駅より徒歩5分のライズサポート税理士事務所代表税理士の武渕将弘です。ライズサポート税理士事務所は理美容室・飲食店の創業支援に特化した地域密着型サービスを行っております。これから開業しようと考えている方はお気軽にご相談ください。